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外食業の転職

外食業、飲食業はどちらかといえば少子高齢化社会にはそこまで左右されず、一定の成果を上げやすい業種であると言われています。イメージとしては仕事が大変ということもあり、多くの求人が出回るなど転職を検討する際には探しやすい業種であることも明白です。そして、経験さえ積めば店長からエリアマネージャーなどの出世も十分に可能であり、給与面でも厚遇されることになっていきます。どうしてもイメージで語られてしまい、敬遠されている業種ですが、しっかりと探すことをしていけばほかの業種同様の環境で働くこともできるため、失敗しないための方法を模索していくことが必要です。

 

他業種から外食業に転職を検討する場合、まずは慎重に探すことが求められます。まず気をつけたいのは求人広告に書かれた労働条件などについてです。求人広告では、これだけの給料がもらえるとか、未経験者でも簡単に稼げる、アットホームな職場であるといった言葉が並びます。これだけいい環境なんですよということを伝えたいがためにそうした言葉が並ぶのですが、そうした言葉に騙されて転職し後悔するという人が後を絶ちません。雇用契約をするという段階で実は細かな部分で求人広告の内容と違ったということがないように、慎重に条件を見極めることが大切です。例えば、残業代が細かく書かれていない、休日に関する具体的な日数がかかれていない広告には注意が必要です。

 

次に、競争率が低く人材不足に悩まされている外食業ならではの事情に警戒心を持つことが求められます。外食業の中では面接を行った際に、その場で内定を出したり、面接の場で労働条件を伝えられたりしてその場で決断をしてもらうということをする企業が多く存在します。すると、内定があっさり出たし、この後、仕事が確実に見つかるとは限らないからここで決めてしまおうと何も考えずに承諾するというケースが多く、それで結果として後悔することになる人も多く存在します。このような状況だと、後になって話が違うとなった場合に断りにくく、多少のわだかまりを抱えて仕事を行い、そのわだかまりが仕事のパフォーマンスに影響を与えるということが考えられます。もちろん、すぐに職に就きたいといった事情があればプラスの面もありますが、例えばそこで長く働きたいという場合、もう転職はしたくないという場合にはデメリットになりやすいというのが実情です。内定までのプロセスがしっかりしているかどうかを確認するのも、失敗をしないためには大切です。

 

外食業の転職で失敗しないためには、インターネットでの口コミを情報として仕入れることも必要になります。様々な業種の中でグチや不満が表面化しやすく、ネットの掲示板などでは毎日のようにネガティブな情報が出回ります。逆にいえば、それだけ判断材料が転がっているということを意味しており、慎重に検討していく場合には頼りになることもあります。こうした掲示板ではお店ごと、地域ごとにまとめられていることがあり、地域の状況などを垣間見ることができ、企業側もその内容は把握しています。ここでの状況を見て、どのような雰囲気のお店なのか実際に確かめ、厨房や店内での動きを観察するというのも大事な企業研究ということになります。すべてを鵜呑みにはせず、リテラシーをもって接することで確実に有益な情報を手にすることができます。

 

ただ、やはり大切なことは転職サイトに登録し、外食業の実態をつかみ、アドバイザーに相談することです。これだけ多くの求人広告があり、成功した人もいれば失敗した人も多くいるからこそ、アドバイザーとしてもアドバイスのし甲斐があると言えます。外食業の求人広告には、入社してからある程度経過した社員の給与、年収が例として記載されていることがありますが、給与は同じなのにやたらボーナスが少ないなど、そうした事実をアドバイザーから教えられることもあります。安定した職を見つけることだけを考えて、お金の面を度外視する人、仕事内容を軽視する人が多いからこそ、アドバイザーからのアドバイスは非常に貴重なものとなります。

 

外食業ではキャリアプランというものがあまりなく、若者だろうと働き盛りの40代だろうと同じような評価をしがちで、最初のうちは居酒屋のアルバイトのようなことを職場を知るという名目で命じられ、当面の間働くことになります。未経験者の人、特に40代の人はここで挫折し、後悔することにつながっていきます。未経験者ではなく、他の外食業の企業である程度の職にいたとしても、この会社における仕組みを知るという名目で店舗などで雑用を強要し、安定したポジションにすぐにはつけさせない企業も存在します。キャリアプランが年代別に用意されているところであるかどうかというのも外食業で働くことを考える際には大事な要素であり、その部分が不鮮明であるところは細心の注意が必要です。